肩甲胸郭関節▷肩関節100時間勉強マラソン5/100時間
肩甲胸郭関節は体幹と上肢を連結している機能学的な関節.
肩甲帯周囲筋→肩甲骨固定作用が重要!
<肩甲胸郭関節の機能>
①肩甲帯の固定
②肩関節の可動域増大
③肩関節の筋力増大
④肩甲上腕リズム
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①肩甲帯の固定
▷筋の収縮張力→軽いものを重い物体に近づける.
重さ 上腕骨>肩甲骨
▷重さから言えば,上腕骨側に肩甲骨が引き寄せられる.
▷上腕骨が動くためには,肩甲骨が重くなる必要がある
▷肩甲骨固定筋
▷鎖骨・胸郭と連結し,体幹と一体化することで重さUP
肩関節の運動に伴う固定筋
屈曲・外転→僧帽筋,前鋸筋
伸展 →大・小菱形筋,肩甲挙筋,小胸筋
外旋1ST →僧帽筋,大・小菱形筋
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②肩関節の可動域増大
肩甲上腕関節に拘縮→肩甲帯の代償による可動域の増大
クリニカルヒント
2nd外旋 3rd内旋 可動域改善
→肩甲上腕関節の可動域はok
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③肩関節の筋力増大
肩筋力=動筋+固定筋
肩甲上腕関節に筋力低下が生じると,肩甲帯で代償
肩甲上腕関節で不足した筋力を肩甲帯が補うように過剰に努力する.
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④肩甲上腕リズム
肩関節挙上
肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節の比率 2:1
(RSA施行後は1.3:1に変化)
25度挙上位までは2:1
角度増加に伴い比率は低下し,肩甲骨の運動が大きくなる.